Best Cosme 化粧水・プチプラ編

今年のプチプラは優秀。殿堂入りは2本ある
コスタス 2023.11.18
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使いやすい化粧水はたくさんあって、近年の欧米、韓国系にも多くの傑作が誕生した。ここ数年で中国本土の化粧品にも優れた製品がたくさん開発された。しかし、個人的には日本の化粧水の質感が一番のお好み。第一に、化粧水と乳液のスキンケアルーティンは日本で創出されてた。化粧水のカテゴリにおける研究と製造において、日本は依然として先駆者だと思う。私の考えでは、化粧水は単なる洗顔と後続の保湿製品の間の繋がりだけでなく、肌のpH値を整え、美容液成分の浸透を促進させる重要な役割も果たしている。他国の化粧水と比べて、日本の化粧水はより軽い感触でより長く保湿することを実感できる。究極の使用感を追求し続けることは、やはり日本のスキンケアの強みだと感がられる。

DEW濃密セラム化粧液(殿堂入り)

DEWの保湿メカニズムは実は、複雑じゃない。成分も非常にシンプル。ヒアルロン酸、メチルセリン、アセチルグルコサミン、およびグリセリンの複合成分を使用することで、表面に保湿膜を形成することによって水分量を整える。この化粧水は、Kaneboが得意とする、肌本来の保湿環境を再現して保湿効果を実現する製品。同じ原理の製品は多くあるが、Twanyの「胎脂」クリームや、既に生産中止となったSensaiの人工皮膚などがある。DEWの一番特別な点は、KANEBOの最上位ブランドのSensaiの最高級「Ultimate」の技術を取り入れるのだけでなく、Sensaiよりも更に高い水準を達成したことだと思う。

まず、Kaneboは化粧水を開発する際、乳化を通じて保湿成分を直径が大きいな粒子に分散する事はほとんどない。したがって、Kaneboの製品にはMenardの「エンベリエ リクイド」やShiseidoの「コンセントレイティッド バランシングソフナー」のような、使用感が化粧水と乳液間の「乳液っぽい濃密化粧水」のようなものを見ることはほとんどない。Kaneboは、より高次元な水性保湿成分を配合するのがうまい。保湿成分の化学分子を改良して水にも油にも親和性のある構造にするのがKANEBOの凄いところ。この改造工程は乳化よりも複雑が、水分を肌の内部により長時間保ち、単に油分でラッピング効果による保湿する効果を得るのではなく、水分の流失を根本的に防ぐことができる。そのため、KANEBOの製品は非常に高級な感触を提供できる。肌を柔らかくする同時に油膜感を感じさせない。だから、Kaneboの化粧水は透明で、さっぱりとした質感の物が多いけど、保湿は誰にも負けない。

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