Best Cosme プチプラ美容液編・高機能美容液

Innisfreeのすべての製品の中に完成度が最も高いのは、この製品だと思う。この製品は韓国と日本の両方には販売していない。こちらはInnisfreeの中国支社が独自に開発したものの為、中国大陸でしか販売していない。中国本土の市場は中低価格帯の競争が激しすぎる。そして韓国国内の製品は中国主流のスキンケア理論に合わないため、韓国国内の製品を中国本土に直接持ち込んで販売することは確実に難しくなってきた。そのため、韓国本社は中国支社に中国本土向けの製品を開発するための大きな権限を与え、それがこの製品が誕生する背景となった。この製品のコンセプトは「紅茶発酵物」だけど、日本の「ブラックティー　ユース　セラム」とはまったく異なる。アルコールフリー、香料フリー、着色料フリーの上、開封するとサントリーの烏龍茶のような濃厚な香りがする。中には「ブラックティー　ユース　トリートメント　エッセンス」の約20倍のマイクロ波による抽出された紅茶発酵物が含まれる上に、DSM社の高濃度ナイアシンアミドも使用されている。ナイアシンアミドの原料では、品質と効果が最も優れているのはオランダのDSM社のものだと考えられる。さらに、Innisfreeの「グリーンティーシード　ヒアルロン　セラム」に含まれるほぼすべてのメインの原料がこの一瓶に集結している。有効成分の濃度も高い。済州島産の緑茶種子油、EGCG、トコフェロール、そして大豆由来のヒアルロン酸成分も含まれている。基本的にはInnisfreeの主力成分は全部この製品に入っている。高濃度の活性型ビタミンCの美容液が好きでない人は、このエッセンスなら是非。とろみ化粧水のような質感で、ほんの少しベタつきがある。使用感は比較的良いから、脂性肌にも使用可能。抗酸化効果が非常に優れており、くすみやすい肌にとっては優れた製品だと思う。有効成分の濃度と活性が十分に高いため、高活性の紅茶ポリフェノールが光老化と光損傷の改善には非常に理想的な効果を持っている。

そして、8種類のペプチドも添加されており、いろんな効果はあるはず。コラーゲンの合成や神経伝達物質の抑制によりシワの改善などに対応する成分が入っている。しかし、多くのペプチドが添加されており、濃度も低くないにも関わらず、効果は完全に感じられない。そのため、個人的には、この美容液のメイン効果は「抗酸化」と「肌色の改善」にあると考えている。しわの改善効果に期待しすぎないよう。最後に、このボトルの仕様とデザインについて話してみたい。これはInnisfreeが開発した独自容器ではなく、中国のある工場が作った通用容器だ。中国本土の多くの化粧品も同じ容器を採用している。容器のデザインは非常に面白く、ボトルの中央ブラウンの部分には高濃度で活性が高い有効成分が保存される。これにより、分解しやすい成分の活性を保つことができる。使用する前に、有効成分と基剤はそれぞれ独立な状態になる。使用する前に中央部分を回すと、有効成分が自動的に外部の基剤に放出され、よく振れば使用可能になる。